審判講習会を振り返って

10月15日(日)宇都宮市河内町体育館格技場にて強化指定選手23名(女子、3段~7段)と審判員の先生に集まっていただき総勢40名にて審判講習会を開催しました。

開講式で加藤会長より強化指定選手は元気な試合を展開するように、審判員についてはしっかり確認するようにとの話があり、茂呂理事長より、栃木県実業団剣道大会は、実業団剣道連盟所属および賛助会員の七段の先生方に審判を依頼していること。しかしながら、審判員の有効打突の判定や、審判を行う上での立ち振る舞いの不充分な方が見られることから年1回実業団主催の審判講習会を実施して審判技能の統一を図っている旨の説明をさせていただきました。統一見解としては、適正な審判・有効打突の見極め、審判員の立ち振る舞い、主審・副審の責任範囲、反則の見極め、実業団申し合わせ事項の理解等です。

また、強化指定選手に対しては、来年開催予定の55周年記念大会での個人戦における東西対抗戦または団体戦における三部対抗戦の選手選考も兼ねている旨の説明もさせていただきました。

最初に、1試合場にて野尻選手と野中選手に試合を行っていただき、役員(主審:稲葉、副審:石川・酒井)による審判で内容確認をしました。審判員の入場する際に両手を振って行進はしない。旗を上げる角度は45度を意識して肘は曲げない。試合中に片方に3名の審判員が集まることのないように。(そのような場面になってしまったら「速やかに止め」の号令を掛けること)反則の見極めは主審の専決事項なので、「反則かなぁ」と不安な場合は合議を掛けましょう。等を確認させていただきました。
試合者・審判者に少し悪い例を演技していただきましたが、見学していた審判員の先生方からは「分かりやすかったです」との声も聞かれました。

その後、2試合場に分れて試合を行っていただきましたが、選抜された選手による試合なので緊迫した試合が多数展開されました。特に印象に残った技としては、引き面のタイミング・冴えの良い技、相手を誘って面を打たせて胴に変化する技、打つまでの攻め合いで相手を崩す等立派な試合運びが見られました。

来年55周年記念大会における特別試合(東西対抗戦・三部対抗戦)の選手選考が難しくなった印象でした。会長・副会長等としっかり協議を行って選手選考を行いたいと思います。
最後に若手選手による稽古、後半はベテランの先生方による稽古で終了となりました。お疲れ様でした。
草々

追伸、閉校式終了後、強化指定選手と丸くなってお弁当を食べましたが、「あの試合は緊迫感があって良かったね。あの選手は豪快な技を繰り出していなね。」等の声が聞こえていました。

茂呂理事長

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