全国審査前稽古会を開催して

11月2日(日)本田技研体育館(非常に大きく観覧席まで完備)にて全国審査前(六・七・八段受審者)稽古会が開催され、コロナ禍以降最多の30名の先生方が参加されました。

入念に準備体操後3名1組にて切り返しと面打ちが行われました。

面打ちでは、
・審査を意識いて剣先の攻防を行うこと。
・元立の方も簡単に入らせないようにすること。
・打突は強く残心まで気を抜かないこと。
等確認しながら行いました。

次は立合です。
最初は六段・七段受検者を4名1組で行われました。
立合はビデオ撮影を行いテレビに映して気が付いた点がアドバイスされました。
・攻め合いより打つことが重要に見える。
・相面で身体が右側に弾かれる(裁かれる)場面が見える。
・構えた時に右手と鍔の間が離れている方がいる。
等の話が出ました。

次は八段受検者の立合です。
3名1組または4名1組で行われました。
気が付いた点としては
・初太刀まで12~13秒は少し早くないか。(初太刀までは20~30秒程度剣先の攻防を行ってはどうか)
・相手に打ち込まれた後、直ぐに面に打ち込んでいないか。(打ち込まれたことは過ぎたこと。仕切り直して打突の好機を見定めて打ち込むべきではないか)
・剣先の攻防で攻め込まないで打ち込んでいないか。(一足一刀または打間の間合まで攻め込むと印象が良いのではないか)
・剣先の攻防と言うより棒立ちに見えないか。(剣先の攻防で自分に有利な状況を作るための攻め合いに臨むことが重要ではないか)
・1分30秒の立合で7~8本の打ち合いは多くないか。(4~5本で良いのではないか)
◆構えについて
・首が前に出ている。
・袴が前上がりになっている。
・踝が見える。
・右手が吊り手になっている。
等の話が出ました。

最後に、1回目以外の方ともう一度立合が行われましたが、皆さん、修正して格段に良い内容に見えました。
早々

追伸、私の感想では、稲葉(成)先生、菊池先生、加藤会長の飛び込み面が打突の好機を捉えて良かったと感じました。
お疲れ様でした。

茂呂理事長

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当日の写真は下記リンクをご覧ください。

全国審査前稽古会_写真

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